歩行量と死亡リスクとの関係

(2015年11月) "PLOS ONE" に掲載された The George Institute for Global Health(オーストラリア)などの研究で、歩行量が多いほど早死にすることが少ないという結果になりました。

研究の方法

オーストラリア人男女 2,576人(平均年齢58.8才)に歩数計を装着してもらって1日の歩数を計測し、その後の10年超における死亡率(死因を問わない)を調べました。 歩数の計測は試験期間の最初と約3.7年後の2回行われました(2回目は 1,679人)。

結果
試験期間中に219人が死亡しました。 初回の歩数計測において歩行量が多かったグループほど死亡率が少なくなっており、1日あたりの歩数が千歩増えるごとに死亡リスクが6%減っていました。 2回目の計測では、歩数が千歩/日増えるごとに死亡リスクが10%減っていました。

初回の数字も2回目の数字も、年齢・性別・当初のBMI・当初のカロリー摂取量・当初の喫煙習慣・当初の飲酒量・教育水準などを考慮した後のものです。

試験開始から2年目までに発生した死亡を除外(体が非常に弱ってるために歩く量が少なかったケースを除外するためでしょう)しても、結果に違いはほとんど生じませんでした。
研究チームの推算によると、当初の歩行数が千歩未満/日だった人が歩行数を1万歩/日(一般的に推奨される歩行数)にまで増やすと死亡リスクが46%下がります。