低脂肪でない乳製品でも心臓発作やガンなどによる死亡率は増えない?

(2014年7月) "American Journal of Public Health" に掲載された Edith Cowan University のメタ分析によると、低脂肪ではない普通の乳製品を摂取しても心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)やガンなどによる死亡率は増加しないと思われます。

今回のメタ分析で26の研究のデータ(データ人数180万人)を調査したところ、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト、バター)の摂取量が少ない人に比べて、摂取量が多い人でも死亡率が増加していなかったのです。

研究者によると乳製品には、飽和脂肪酸以外にオメガ3脂肪酸も含まれています参考記事: 有機牛乳は普通の牛乳よりも脂肪酸比率が優れているし、善玉(HDL)コレステロールを増やす効果もあります。

その一方で、肉類や加工肉(ソーセージや、ハム、ベーコン、コーンビーフなど)を多く食べる人では、食べる量が少ない人に比べて死亡率がそこそこ増加していました。

ただし、アジアで行なわれた複数の研究では、肉類(加工肉は含まない)の摂取量が多い人の方が少ない人よりも死亡率が低いという結果でした。 その理由として研究者は、東洋は西洋よりも肉類の消費量が少ないからではないかと推測しています:

「肉類に関しては、全く食べないのではなく適度に食べるのが良いのでしょう。 肉には貴重な栄養素が豊富に含まれています」


ただし、今回のメタ分析で調査した26の研究は質の低いものが大部分でした。 食事に関するデータが不十分であったり、喫煙習慣や運動習慣、体重などの要因を十分に考慮していないものが多かったのです。