コンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

普段から乳製品を摂っている男性は脳卒中で死ぬことが少ない

(2016年8月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたシンガポール国立大学などの研究によると、普段から乳製品を摂っている男性は脳卒中で死亡することが少ないかもしれません。

研究の方法

中高年のシンガポール人6万3千人ほどのデータを用いて、乳製品摂取量と脳卒中で死亡するリスクとの関係を調べました。 データには、食生活に関するアンケート調査の結果と死亡状況に関する情報など含まれていました。

データの分析においては、性別・年齢・生活習慣・乳製品以外の食品の摂取量などを考慮しました。

結果
心血管疾患の病歴が無い場合

心血管疾患(心臓病と脳卒中)の病歴が無い人たちのデータだけを分析したところ、心臓病(冠動脈疾患)については乳製品の摂取量との間に関係が見られませんでした。

しかし、脳卒中に関しては摂取量が多い場合に死亡リスクが下がっており、乳製品の摂取量が最多(中央値で250g/日ほど)のグループは最少(中央値で1g超/日)のグループに比べて、脳卒中で死亡するリスクが20%近く低下していました。

脳卒中で死亡するリスクと乳製品摂取量の関係は男性で顕著で、男性だけに限ると30%近くのリスク低下でした。 女性のデータに限って分析すると、いちおうはリスクが下がっていたものの、結果の統計学的な有意性が失われしまいました。

心血管疾患の病歴がある場合
心血管疾患の病歴があった人たちのデータを分析しても、心血管疾患による死亡リスクと乳製品摂取量との間に統計学的に有意な関係は見られませんでした。