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フケの原因はカビの菌ではなく2種類の細菌の勢力バランスの乱れ?

(2016年5月) フケの原因はマラセチア菌という真菌(カビ)だとこれまで考えられてきましたが、"Scientific Reports" 誌に掲載された上海交通大学や株式会社花王などの研究によると、フケは頭皮に常在する2種類の細菌の勢力バランスが崩れることにより生じると思われます。出典: Dandruff is associated with the conjoined interactions between host and microorganisms

研究の方法

18~60才の中国人59人の頭皮を検査して、フケの量および細菌と真菌の量を調べました。

結果

頭皮に住む真菌の大部分がマラセチア菌でしたが、マラセチア菌とフケの重症度との間には大した関係は見られず、それよりもプロピオニバクテリウム菌とブドウ球菌のバランスとフケの重症度との間に関係が見られました。

頭皮に存在する細菌の割合

フケが無い健康な頭皮ではブドウ球菌が26%、プロピオニバクテリウム菌が70.8%という割合で生息していたのに対して、フケが生じている頭皮ではブドウ球菌が43.5%へと増加し、プロピオニバクテリウム菌が50.2%へと減っていたのです。

さらに、フケが生じている頭皮ではブドウ球菌とプロピオニバクテリウム菌以外の菌の割合も3.2%から6.4%へと増加していました。

結論
フケを治すには、マラセチア菌を退治するよりもブドウ球菌とプロピオニバクテリウム菌の割合をなんとかして正常化するのが良いかもしれません。