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高血圧を予防するための食事法が腎臓病の予防にも有効

(2016年8月) 米国の大学の研究によると、高血圧を予防するためのDASHダイエットと呼ばれる食事法(*)が慢性腎疾患(CKD)の予防にも有効だと思われます。

(*) DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)ダイエットでは、野菜・果物・全粒穀物ナッツ類・豆類を積極的に食べ、赤身肉・糖類・塩分を控えめに食べ、低脂肪の食事を心がけます。

DASHダイエットは、血圧を下げる効果とLDLコレステロールを下げる効果が認められており、心臓や血管などの健康に良いとして推奨されています。
研究の方法

米国在住の男女1万6千人近くを対象に、過去1年間における食生活に関するアンケートを実施したのち、20年間超にわたってCKDの発生状況を追跡調査しました。

結果

食生活がDASHダイエットから最もかけ離れていたグループは、食生活がDASHダイエットに最も近かったグループに比べて、CKDになるリスクが15%超高いという結果でした。

肉類

赤身肉および加工肉(ベーコンやソーセージ、ハムなど)の摂取量が最も多かったグループは最も少なかったグループに比べて、CKDになるリスクが20%超高くなっていました。

豆・ナッツ類

豆類およびナッツ類の摂取量が最も多かったグループは最も少なかったグループに比べて、CKDになるリスクが9%低くなっていました。

肥満度による違い

食生活がDASHダイエットに同じように近い場合、体重が普通の人のほうが肥満者よりもCKDの発症リスクが低くなっていました。

解説
DASHダイエット食によりCKDのリスクが低下する理由として、研究者は以下を挙げています:
  • DASHダイエットにより血圧が下がるため。 高血圧は腎臓病のリスク要因です。
  • DASHダイエットが酸性度が低い食事であるため。 酸性度の高い食品により腎臓病のリスクが増える可能性を示すデータが存在します。参考記事: 酸性の食事で腎臓疾患が悪化