幹細胞が脂肪になるか骨になるかは食事脂肪により決定される?

(2017年12月) "Science Advances" 誌に掲載されたテキサス大学の研究によると、摂取する脂質の種類によって幹細胞が脂肪細胞と骨細胞のいずれになるかが決定される可能性があります。

研究の概要

間葉系幹細胞が骨細胞または脂肪細胞へと変化する際の脂質含有量を測定したところ、骨細胞になった間葉系幹細胞の細胞膜にはオメガ3不飽和脂肪酸(DHAやEPA)が特に多く含有されていました。

さらに、間葉系幹細胞にDHAを加えるという実験を行ったところ、間葉系幹細胞が脂肪細胞ではなく造骨細胞へと変化しました。

骨粗鬆症患者の骨量維持にフィッシュオイル(魚油)が有益であるという研究がありますが、それもフィッシュオイルにオメガ3不飽和脂肪酸が豊富に含まれているためかもしれません。