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認知症のリスクを下げてくれる食習慣と上げてしまう食習慣

(2016年11月) "Molecular Neurobiology" 誌に掲載された南京医科大学(中国)などの研究(システマティック・レビュー)で、食生活が認知症のリスクに及ぼす影響が調査されています。

レビューの方法

食生活と認知症リスクとの関係を調べた43の臨床試験のデータを分析しました。

結果
認知症リスクが下がっていたもの
以下については、摂取量が多いと認知症のリスクが下がっていました。 カッコ内の数字はリスクの低下幅です。

(*) 食事から摂取する不飽和脂肪酸は主に、一価不飽和脂肪酸・オメガ3脂肪酸(DHAやEPA)・オメガ6脂肪酸です。

大部分の野菜油は一価不飽和脂肪酸とオメガ6脂肪酸の両方を含有していますが、一価不飽和脂肪酸はオリーブ油・紅花油・菜種油といった野菜油に豊富に含まれ、オメガ6脂肪酸は大豆油・コーン油・綿実油に大量に含まれています。
認知症リスクが上がっていたもの
①アルミニウムの摂取量が多い場合(*)、②喫煙習慣がある場合、および③ビタミンDが不足している場合には認知症のリスクが増加していました。 リスク増加の幅は、①+124%、②+43%、③+52%というものでした。
(*) アルミニウムとアルツハイマー病の関連情報(国立健康・栄養研究所)によると、日常的な範囲内であればアルミニウムが体に入ってもアルツハイマー病のリスク増加を心配する必要はなさそうです。
はっきりしなかったもの
魚・野菜・果物・アルコール飲料については、摂取量が多いと認知症のリスクが低下する傾向が見られたものの、統計学的に有意といえる数字ではありませんでした。