人種による認知症リスクの差。 アジア人の順位は...?

(2016年2月) "Alzheimer's & Dementia" 誌に掲載されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究によると、認知症のリスクには人種による差があり、アジア人(アジア系米国人)は最も認知症になりにくい人種です。

研究の方法

カリフォルニア州に住む男女27万4千人の14年分(2000年1月~2013年12月)の医療記録を調査しました。

結果
認知症の発症リスクが最も高かったのは黒人とネイティブアメリカン(アラスカ先住民を含む)で、最も低かったのはアジア系米国人でした。 ラテン系米国人や白人はその中間でした。 各人種の1年間あたりの認知症発生件率は次の通りです:
  1. 黒人- 26.6件/千人
  2. ネイティブアメリカン- 22.2件/千人
  3. ラテン系- 19.6件/千人
  4. 白人- 19.3件/千人
  5. アジア系- 15.2件/千人

認知症ではない65才の人が90才になるまでに認知症を発症するリスクを推算した結果は次の通りです: 黒人38%、ネイティブアメリカン35%、ラテン系32%、白人30%、アジア系28%。

認知症を発症するリスクが人種によって異なる理由が生活環境(食生活など)にあるのか遺伝的な要因になるのかは今回の研究ではわかりません。