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認知症の防止には、知的/社交的活動よりも運動が有効

(2012年10月) "Neurology" 誌に掲載されたエジンバラ大学の研究によると、高齢者の脳の萎縮を防止するには社交活動や知的活動よりも運動習慣が有効かもしれません。 脳が萎縮している人は記憶力や思考力が低いことが過去の研究で示されています。

研究の方法

1936年に生まれた高齢者638人を対象に、運動量(軽労働~競技)・社交活動・知的活動などの生活習慣のアンケートを実施し、73歳のときおよびその3年後の2回にわたって脳のMRIスキャンを受けてもらいました。

結果
運動習慣のあるグループはそうでないグループに比べて、脳の萎縮が軽微でした。 週に数回(2~3回よりは多い)散歩に行くという程度の運動習慣でも、脳の萎縮やその他脳の加齢の兆候が少なかったのです。
2012年4月に発表された研究では、80歳以上の場合にも料理や掃除などの軽作業を行っていると、アルツハイマー病により認知機能が衰えるリスクが低いという結果になっています。
その一方で、脳を刺激するような社交活動や知的活動は、脳の大きさには実質的な効果は見られませんでした。
カリフォルニア大学バークレー校が 2012年初頭に発表した研究では、読書・執筆・クロスワードパズル・思考力を要求されるゲームなどの知的な活動で、アルツハイマー病の兆候である脳班の形成を防止できる可能性が示されています。