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健康状態が良くないという自覚がある人では認知症のリスクが増加

(2014年2月) "Journal of Internal Medicine" に掲載されたフィンランドの研究によると、健康状態に関する自己評価によって、将来認知症になるリスクを判定できると考えられます。

研究の方法

3,559人の成人(平均年齢50才)を対象に健康状態に関するアンケートを実施しました。

結果
「自分の健康状態が良くない(と感じている)」とアンケートで回答していたグループでは、その後の30年間のうちに認知症になるリスクが「自分の健康状態が良い(と感じている)」と回答していたグループの4倍でした。

健康に関する自己評価と認知症リスクの関係が顕著だったのは、アポリポタンパク質E ε4という対立遺伝子を持たない人(つまり、遺伝的な認知症リスクがない人)と、慢性病のある人でした。

解説
研究者は次のように述べています:
「慢性病自体が認知症のリスク要因となりますが、慢性病のある人に『自分の健康状態が良くないという自覚』がある場合には、認知症のリスクがさらに増加します。 したがって慢性病がある場合は特に、認知症予防のために健康状態を良好に保つことが重要だと思われます」
健康状態に影響する要因として知られているのは、運動習慣や、ストレス、人間関係、学歴、高BMI、喫煙習慣などです。 そしてこれらの要因はいずれも認知症のリスク要因でもあるために、健康状態に関する自己評価が認知症の様々なリスク要因を集約した総合的な指標として機能するのだと考えられます。
「運動習慣、食事内容の改善、禁煙などによって体感的な(主観的に感じる)健康状態を改善してゆけば、認知症になるリスクも低減されるでしょう」