運動によって鬱が軽減されるのに鬱が運動習慣の妨げとなる

(2014年10月) "JAMA Psychiatry" に掲載されたユニバーシティ・カレッジ・ロンドンなどによる研究で、運動習慣のある人は鬱症状が起こりにくいという結果になりました。

研究の方法

1万千人ほどの男女を50才まで追跡調査しました。 鬱症状の有無および運動の頻度に関するデータは、23才、33才、42才、および50才の時点で収集しました。

結果

運動頻度と鬱症状の数との間に反比例の関係が認められました。 年齢を問わず、週あたりの運動頻度を0回から3回に増やすことによって、5年後に鬱症状が起こっているリスクを19%減っていました。

さらに、鬱症状のある人の運動頻度が少ないことも明らかになりました。 全年齢を通じて、鬱のあるグループはそうでないグループに比べて、週あたりの運動回数が0.27回少なかったのです。 週あたりの運動回数が、鬱が無いグループでは0.63回だったのに対して、鬱のあるグループでは0.36回でした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果により、運動によって鬱症状が軽減される可能性と、鬱症状が運動習慣の妨げとなっている可能性が示唆されます」