鬱病の治療は不眠症治療を同時に行うと効果が二倍

(2013年11月) "Association for Behavioral & Cognitive Therapies" の会合で発表された研究によると、鬱症状の治療の際に不眠症を治すことで、鬱症状が解消されるチャンスが倍増します。

鬱病患者に不眠症が多いことは以前から知られています。 鬱症状が出る数年前から不眠症に悩まされているというケースが多々あることから、不眠症が鬱症状の原因である可能性と、鬱症状の前触れとして不眠症になっている可能性の両方が考えられます。

研究の方法

この研究では、一ヶ月ほども眠れなくて仕事や家庭生活などに支障を来たしていた鬱病患者たちを対象に、不眠症の治療として8週間にわたって4回の会話療法を行いました。 また、患者たちには、8週間のあいだ、①起床時間を一定に保ち決して変動させない、②目覚めているときに寝床に入っていてはいけない(寝床の中で食事、読書、テレビを観るなどをしてはいけない)、③昼寝をしてはならないという3つの鉄則を遵守してもらいました。

結果
不眠症治療の効果が見られたグループの90%では、8週間のあいだに抗鬱剤を飲んでいたかプラシーボを飲んでいたかに関わらず鬱症状が解消されていました。 この90%という数字は、不眠症治療の効果が見られなかったグループの約2倍にあたります。