抑鬱のリスクは植物を食べると低下し、動物を食べると増加する

(2016年8月) これまでに複数の研究で、野菜や果物をたくさん食べていると抑鬱が生じにくいことが示されていますが、中国で行われた研究でも同様の結果となりました。

研究の方法
抑鬱の症状が強く出ている人と抑鬱の症状が出ていない人あわせて2千7百人ほどのデータを用いて、食生活と抑鬱が生じるリスクとの関係を調べました。 データには、アンケートにより普段の食生活と抑鬱の程度(*)を調べた結果が含まれていました。
(*) 抑鬱の程度の調査には、Zung Self-Rating Depression Scale と呼ばれるアンケートが用いられました。 鬱病の人の大部分は、このアンケートのスコアが50~69点(70点以上だと重度の鬱病)となりますが、今回の研究では45点以上を「抑鬱の症状が強い」とみなしました。

データは、①植物性食品(野菜・果物・豆類)、②糖類、または③動物性食品それぞれの摂取量に応じて4つのグループに分けられました。

結果

野菜と果物の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、抑鬱が強く生じている率が35%低くなっていました。

一方、糖類や動物性食品の摂取量が多い場合には、抑鬱が強く生じている率が高くなっていました(糖類では30%超、動物性食品では80%近くの増加)。