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EPAやDHAに薬剤抵抗性てんかんの発作の頻度を減らす効果?

(2018年9月) "Epilepsy & Behavior" 誌に掲載されたハルツーム大学(スーダン)などの研究によると、オメガ3脂肪酸(EPAやDHA)に薬剤抵抗性てんかん(DRE)における発作の頻度を減らす効果が期待できるかもしれません。
Fatma A.S. Ibrahim et al. "The differential effects of eicosapentaenoic acid (EPA) and docosahexaenoic acid (DHA) on seizure frequency in patients with drug-resistant epilepsy — A randomized, double-blind, placebo-controlled trial"

研究の方法

ランダム化比較試験において、5~45才のDRE患者99人(5~16才が85人、17~45才が14人)を33人ずつ次の3つのグループに分けて1年間を過ごしてもらいました:
  1. DHAのカプセル(1)を毎日2粒(3)服用するグループ
  2. EPAのカプセル(2)を毎日4粒(3)服用するグループ
  3. (プラシーボとして)オレイン酸含有量が多いタイプのひまわり油のカプセルを毎日6粒(3)服用するグループ

(1) DHA417.8mgおよびEPA50.8mgを含有

(2) EPA385.6mgおよびDHA81.2mgを含有

(3) 服用量が異なるのが疑問ですが、そういうふうにしか原文を解釈できません。 原文: "After randomization, subjects were given two, four, or six capsules per day of DHA (417.8 mg DHA and 50.8 mg EPA/capsule, n = 33), EPA (385.6 mg EPA and 81.2 mg DHA/capsule, n = 33), or placebo (high oleic acid sunflower oil, n = 33) for one year."

結果

59人が脱落せずに試験を完遂しました。 てんかん発作が発生した頻度(1ヶ月あたりの平均)は、EPAのグループが9.7回、DHAのグループが11.7回、およびプラシーボのグループが16.6回というものでした。

プラシーボのグループに比べてEPAのグループとDHAのグループは、てんかん発作が起こるリスク(incidence rate ratio)がそれぞれ42%39%(*)低下していました。 ただし、DHAは統計学的な有意性が微妙(CI = 0.46-1.0)でした。
(*) IRRの値は0.61と0.67なので39%と33%のリスク低下ではないかと思うのですが、IRRの値とは別に "42% reduction" と " 39% reduction" という記述があり、論文のハイライトにも42%と39%という数字が採用されています。