DHA で脳の発達が促されることをサルで確認

(2014年2月) 脳の発達にオメガ3脂肪酸が大切であることは既に複数の研究で示されていますが、"Journal of Neuroscience" に掲載された米国の研究でも、オメガ3脂肪酸を摂取することで脳の発達が促進される可能性が示されました。

オメガ3脂肪酸は人体にとって必須の脂肪酸ですが、人体はこれを作り出すことが出来ないため、食事により摂取する必要があります。

研究の方法
今回の研究では、2つのグループの高齢の(17~19才)アカゲザルを調べました。 一方は、高齢になるまで DHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸を多く含む食事で育てられたグループで、もう一方は、オメガ3脂肪酸の含有量が少ない食事で育てられてたグループでした。
DHA
DHAは、ヒトの脳の主要成分であり、脳と視力の発達にとって大切です。 DHA の視力発達にとっての重要性を示す研究を行ったのは今回の研究グループの一員で、人工ミルクに DHA が添加されるようになったのも彼女の研究がきっかけです。 DHA は主に背の青い魚に豊富に含まれています。
結果
両グループのアカゲザルの脳の映像を撮影して比較した結果、DHA の豊富な食事を食べてきたグループの方が、①初期の視覚路(early visual pathways)、および②ヒトの脳のネットワークに類似する各種ネットワーク(高レベルの処理や認知のためのネットワークなど)の接続が強力であることが明らかになりました。