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DHAやEPAが足りている中高年の女性は死亡リスクが低い

(2017年2月) "Journal of Clinical Lipidology" に掲載されたサウスダコタ大学などの研究で、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸の血中濃度が高い閉経後の女性は死亡リスクが低いという結果になりました。 ただし、この研究にはGOED(*)というDHA・EPAの業界団体が関与しています。
(*) 正式名称は "Global Organization for EPA and DHA Omega-3s"。
研究の方法

65~80才の女性 6,501人の多価不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸は多価不飽和脂肪酸の一種)の血中濃度を調べたのち、中央値で15年間にわたり女性たちの生存状況を追跡調査しました。

データの分析においては、喫煙習慣・身体活動量・心血管疾患(心臓病や脳卒中)の病歴など死亡リスクに影響する様々な要因を考慮しました。

結果

追跡期間中に 1,851人(28.5%)が死亡しました。

オメガ3脂肪酸の血中濃度に応じてデータを4つのグループに分けた中で血中濃度が最も高かったグループは、血中濃度が最も低かったグループに比べて追跡期間中に死亡する(死因は問わない)リスクが20%低くなっていました。

研究チームによると、オメガ3脂肪酸の血中濃度を今回の研究で最も低かった水準から最も高かった水準へと引き上げるのに必要なDHAとEPAの量は1日あたり(おそらくDHAとEPAの合計で)1gほどです。

関連研究

上記の研究はオメガ3脂肪酸の血中濃度の話ですが、2016年に "Scientific Reports" に掲載されたメタ分析では、DHAやEPAの摂取量が多い人は死亡リスクが低いという結果になっています。

このメタ分析では11の観察研究のデータ(人数は37万人、死亡件数は3万1千件超)を分析して、DHAやEPAの摂取量が多いグループは少ないグループに比べて、総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が9%低いという結果になっています。 EPAやDHAの摂取量が1日あたり300mg増えると総死亡リスクが6%低下するという計算になります。