糖尿病と診断される前および診断直後にはガンと診断されることが増える

(2016年7月) "CANCER" 誌に掲載されたトロント大学の研究によると、糖尿病と診断される前および診断直後にはガンと診断されるリスクが増加します。

これまでの研究

これまでに複数の研究で、2型糖尿病により一部のガンのリスクが増加する可能性が示唆されています。 特にリスクが高いのが糖尿病と診断された直後であるように見受けられることから、糖尿病になることによって医療機関で診療を受ける機会が増えるためにガンが発覚しやすいのではないかと考えられます。

今回の研究
方法

100万人超の成人男女のガン発生率を様々な時点で調べました。

結果
糖尿病を発症したグループでは、糖尿病と診断される前の10年間のうちにガンと診断される率が23%高く(*)なっていました。 糖尿病と診断された直後の3ヶ月間においても、ガンと診断される率が高くなっていました。 3ヶ月間が経過してからは、ガンと診断される率は増えていませんでした。
(*) 糖尿病を発症しなかったグループに比べて。
コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果は部分的には、糖尿病と診断されたのちに診療を受けたり検査を受けたりすることが増えるためでしょう。 しかし、ガンと糖尿病とでリスク要因が共通しているという可能性も考えられます。 ガンも糖尿病も、運動習慣や食生活などの生活習慣を改善することで発症リスクを減らせます」