閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

2型糖尿病患者の炎症を減らすには低脂肪食より低炭水化物食

(2014年5月) "Annals of Medicine" 誌に掲載されたスェーデンの研究によると、2型糖尿病の患者の炎症を減らすには低脂肪食ではなく低炭水化物食が有効だと考えられます。 2型糖尿病患者では通常よりも炎症が増加することが知られており、この炎症が心血管疾患などの合併症のリスク要因になると考えられています。

研究の方法

2型糖尿病患者61人を被験者とする臨床試験を行って、低炭水化物食と従来の低脂肪食とで炎症への効果を比較しました。

臨床試験の期間は2年間でしたが、炎症マーカー血中量の分析は試験開始から半年後の時点で行いました(何度か血中量を測って複数のデータがある中から、半年後の時点のデータを用いたということかも)。 この頃に被験者たちの食事内容遵守度と減量の効果が最大に達するためです。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 低炭水化物食を食べたグループでのみ血中の炎症マーカーの量が減少していた。
  • 体重の減少幅は両グループで同程度で、4kgほどだった。
  • 血糖値は低炭水化物食(摂取カロリーの25%のみを炭水化物で摂る)のグループの方が大きく下がっていた。
試験開始の時点で患者たちの炎症マーカー血中量を測定したところ、通常よりも有意に高い水準でした。
ソース記事に記載はありませんが、両グループで体重が減っていることから、単に炭水化物や脂肪が摂取カロリーに占める比率を下げただけでなく、総摂取カロリーも減らしたのでしょう。