大気汚染と糖尿病で死ぬリスクとの関係。 果物を食べると吉

(2018年5月) "Environmental Research" 誌に掲載されたニューヨーク大学の研究で、長期的な大気汚染の程度がひどいと糖尿病で死亡するリスクが高いという結果になっています。
Chris C. Lim et al. "Association between long-term exposure to ambient air pollution and diabetes mortality in the US"

研究の方法

米国に住む男女50万人ほどを 1995~2011年まで追跡調査したデータを分析して、居住地域の大気汚染物質(PM2.5/NO/O)の大気中濃度の程度と糖尿病(おそらく1型と2型の両方)で死亡するリスクとの関係を調べました。

伊丹空港から離陸する飛行機

結果

追跡期間中に糖尿病で死亡したのは 3,598人でした。

PM2.5(微粒子状物質)の大気中濃度(年間の平均値)が10μg/m増えるごとに糖尿病で死亡するリスクが19%増加していました。 同様にNO(二酸化窒素)では、10ppbあたり9%の死亡リスク増加でした。 (オゾン)濃度と糖尿病で死亡するリスクとの間には関係が見られませんでした。

大気汚染物質の大気中濃度が高いと糖尿病で死亡するリスクが高いという関係は、BMIが高い(太っている)人と果物の摂取量が少ない人で顕著でした。

自分がさらされている大気汚染の程度を知るには?

日本各地の大気汚染物質の濃度は「そらまめ君」や「PM2.5まとめ」で知ることができます。