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一部のフラボノイドが糖尿病予防に有効かも

(2014年1月) "Journal of Nutrition" に掲載された英国の研究によると、フラボノイドの一種であるフラボンとアントシアニンが2型糖尿病の予防に有効であると考えられます。

研究の方法
今回の研究では、18~76才の健康な女性 1,997人を対象に、食事に関するアンケートを実施して、普段の食事から摂取しているフラボノイド類の総量と6種類のフラボノイド(*)それぞれの量とを推算しました。 さらに、血液検査により、血糖値・炎症の程度・インスリン抵抗性などを調べました。
(*)フラバノン、アントシアニン、フラバン-3-オール、高分子フラボノイド、フラボノール、フラボンの6種類。
結果
女性たちが日常的に摂取しているフラボノイド類(6種類)の量は、0.6~1.7g(平均1.2g)と推算されました。 フラボノイド源として最大の食品は紅茶で、それ以外で主なフラボノイド源はブドウ・梨・ベリー類(イチゴやブルーベリーなど)・ワイン・オレンジ・ピーマンでした。
フラボンは、パセリや、タイム、セロリなどの野菜・ハーブに含まれています。 アントシアニンは、ブルーベリーや、色の濃いブドウ、ワイン、赤色あるいは青色の野菜などに含まれています。
フラボン類やアントシアニン類を多量に摂取しているグループは、インスリン抵抗性が低く血糖値が良好でした。
今回の研究から推察されること
今回の研究から示唆される可能性は次の通りです:
  • アントシアニン類に炎症を軽減する作用がある。
    炎症は慢性化すると糖尿病・肥満・心血管疾患・ガンの原因になります。 (参考記事: 糖尿病の発症に炎症が関わっていた
  • アントシアニン類には、血中インスリン濃度を下げてインスリン抵抗性を緩和する作用がある。
  • フラボン類には、アディポネクチン(インスリンの効果を高める作用や抗炎症作用がある)を改善する作用がある。
  • アントシアニン類とフラボン類を除く各種フラボノイドは、インスリンや炎症などへの効果が期待できない。
アントシアニン類やフラボン類によるインスリン値の減少幅は、他の生活上の要因の改善による減少幅と同程度でした。 ただし、今回の研究は、フラボノイド類と糖尿病リスクとの因果関係を示したものではないため、上記の可能性はあくまでも可能性です。