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2型糖尿病は生活習慣の改善と投薬で治ることがある

(2017年3月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載されたマックマスター大学などの研究によると、運動プログラム・食事療法・投薬を組み合わせることで2型糖尿病を治せる可能性があります。

研究の方法
糖尿病患者83人を次の3つのグループに分けました:
  1. 運動プログラム・食事療法・投薬を組み合わせた介入を8週間にわたり継続するグループ。 8週間後からは投薬は中断されたが、生活習慣を改善した状態は続けるように指示された。
  2. 運動プログラム・食事療法・投薬を組み合わせた介入を16週間にわたり継続するグループ。 16週間後からは投薬は中断されたが、生活習慣を改善した状態は続けるように指示された。
  3. 普段の生活を続けるグループ(比較対象用のコントロール・グループ)。 血糖値コントロールや生活習慣に関するアドバイスは与えられた。

さらに、試験開始から8週目・20週目・28週目・52週目に血液検査を行ってHbA1c値を測定し、血糖値の状況を把握しました。経口ブドウ糖負荷試験も行いました。

運動プログラム・食事療法・投薬の内容

看護師や栄養士の監督の下で、患者ごとに専用の(体力などに応じた)運動プログラムを実行し、1日の摂取カロリーを500~750キロカロリー減らした食生活を続けました。

また、メトホルミンや、アカルボース、グラルギン(インスリン)といった薬を使用して血糖値を厳密にコントロールしました。

結果
介入期間が8週間のグループ

介入が終了して薬を飲まなくなってから3か月が経過した時点において、27人中6人でHbA1c値が糖尿病の部分的または完全な寛解の基準を満たしていました。

この時点(試験開始から20週目)でコントロール・グループでは、3人が寛解の基準を満たしていました。

介入期間が16週間のグループ

介入が終了して薬を飲まなくなってから3か月が経過した時点において、27人中11人でHbA1c値が糖尿病の部分的または完全な寛解の基準を満たしていました。

この時点(試験開始から28週目)でコントロール・グループでは、4人が寛解の基準を満たしていました。

解説
コメント
研究者は次のように述べています:
「投薬により正常な血糖値を維持すると同時に生活習慣を改善することで膵臓が休めたり体脂肪が減少したりし、そのおかげでインスリンの生産とインスリン感受性が改善されるのでしょう」
糖尿病を改善するための運動
欧州心臓学会のガイドラインでは2型糖尿病を改善するために、それなりの激しさの運動を毎日30分間行うことを推奨しています。 激しめのウォーキング・ジョギング・水泳・サイクリングなどの有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせた運動を行と良いでしょう。 同ガイドラインによると、ダイエットも糖尿病の改善に有効です。