2型糖尿病患者の5人に1人は運動をしても血糖値が改善されない

(2014年11月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載された Florida Hospital のレビューによると、2型糖尿病患者の5人に1人は運動をしても血糖値が改善されないように思われます。

このレビューで、過去に行なわれた複数の臨床研究の結果を調査したところ、15~20%の2型糖尿病患者では運動によって血糖値、インスリン感受性、または骨格筋ミトコンドリア密度(muscle mitochondrial density)と呼ばれる脂肪燃焼能力の尺度が改善されていなかったのです。 そして、過去の行われた動物実験と遺伝子研究の結果調査では、運動によって2型糖尿病が改善されない原因が DNA にあることが示されました。

研究者は次のように述べています:
「肥満と運動不足が2型糖尿病の2大リスク要因ですから、2型糖尿病の予防やコントロールには一般的に運動などの生活習慣の改善が推奨されます。 大部分の人には運動が有効ですが、2型糖尿病患者の中には少なからぬ比率で、遺伝子が原因で運動によっても代謝が同じように改善されない人が存在すると思われます。 運動の効果がある人と無い人を見分ける方法については今後の研究が必要です」