2型糖尿病の人は朝食を抜いて昼食をたくさん食べると良い

(2013年11月)"PLoS ONE" に掲載されたスェーデンの研究によると、2型糖尿病の人は朝食を抜いて、その分まで昼にまとめて食べると良いかもしれません。

研究の方法

この研究では、21人の糖尿病患者(うち最後まで残ったのは19人)に、次の3種類の食事を一定期間ずつ食べてもらい、血糖値などを比較しました。

  1. 低脂肪の食事 - カロリーの45~56%を炭水化物で摂取。
  2. 低炭水化物の食事 - カロリーの16~24%を炭水化物で摂取。
  3. 地中海式の食事 - 朝はブラック・コーヒーだけ参考記事: コーヒーに糖尿病を予防する効果。 昼に朝食の分のカロリーもまとめて摂る。 昼にはワインも飲む。 カロリーの32~35%を炭水化物で摂取。

地中海式の食事の昼食のカロリーは、他の方式の昼食の2倍近く。 1~3のいずれも、朝と昼は病院で管理された食事を食べましたが、夜は自宅で好きなものを食べました。 1日あたりの摂取カロリーは、男性では 1,025~1,080キロカロリー、女性では 905~984キロカロリーとしました。

結果
糖尿病患者たちの血液サンプルを比較した主な結果は次の通りです:
  • 低炭水化物の食事では、低脂肪の食事に比べてインスリンとブドウ糖の正常範囲からの逸脱(excursions)の程度が少なかった。
  • 地中海式の食事では、昼食の最中のインスリン反応が他の2種類の食事よりも顕著だったが、食後の血糖値は同程度だった。
  • 地中海式の昼食の後のインスリン増加比率は、インクレチングルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチドの増加と相関関係にあった。
研究者のコメント
研究者は次のように述べています:

「低炭水化物食は、低脂肪食よりも血糖値の上昇が随分と少なかったのですが、トリグリセライド(≒中性脂肪)値が低脂肪食よりも高くなる傾向にありました。

朝食の分まで昼食で食べ、その上ワインまで頂く地中海式の食事で血糖値の上がり方が低脂肪食よりも少なかったという結果には非常に興味をそそられます。

糖尿病患者の場合には、1日の食事を何度にも分けて食べるよりも、一度にまとめてドカ食いする方が良いのかもしれません」