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糖尿病のリスクが上がるミネラルと下がるミネラル

(2017年3月) "Clinical Nutrition" 誌に掲載された大阪大学などの研究で、食事で摂取する鉄と銅の量が多い人は2型糖尿病になりやすいという結果になりました。

研究の方法

40~65才の健康な日本人男女1万6千人を対象に、食生活に関するアンケート調査を実施して鉄・銅・亜鉛の摂取量を調べたのち、5年間にわたり2型糖尿病の発症状況を追跡調査しました。

そして、食事で摂取する鉄・銅・亜鉛の量に応じてデータをそれぞれ4つのグループに分け、2型糖尿病のリスクを比較しました。 データの分析においては、2型糖尿病のリスクに影響する様々な要因を考慮しました。

結果

5年間のうちに396人が糖尿病になりました。

鉄と銅

鉄の摂取量が最大のグループは最小のグループに比べて、2型糖尿病になるリスク(オッズ比)が32%高くなっていました。 銅の摂取量に関しては、この数字は55%でした。

鉄・銅の摂取量と2型糖尿病リスクとの関係は、過体重の人・喫煙者・2型糖尿病の家族歴がある人で明確でした。

亜鉛

亜鉛の摂取量が多い場合には逆に、2型糖尿病のリスクが低くなっていました。 摂取量が最大のグループは最小のグループに比べて、リスクが36%低くなっていました。

亜鉛の摂取量と2型糖尿病リスクとの関係は、比較的若い40~55才の層で明確でした。

鉄・銅・亜鉛が多い食品

は、アサリ・シジミ・豚/鶏のレバーに大量に含まれています。

はホタルイカ・いいだこ・しゃこ・サクラエビなどに大量に含まれています。

亜鉛赤身肉や牡蠣(カキ)などに豊富に含まれています。

関連研究
"Diabetes Care" 誌(2014年)年に掲載された米国の研究では、マグネシウムの摂取量が多いと2型糖尿病になるリスクが低いという結果になっています。 マグネシウムは、アーモンド・大豆・イワシ・蕎麦(そば)などに豊富に含まれています。