閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

糖尿病の予防

糖尿病にならないためには、①健康的な食事、②運動習慣、③ダイエットの3つが重要です。 この3点を実行することで、糖尿病前症の人は糖尿病への進行を鈍化あるいは停止できますし、既に糖尿病である人であっても合併症を予防できます。 糖尿病の家族歴があるなどリスクが高い人も、この3つを励行すると良いでしょう。
  1. 食事・サプリメント: 糖尿病のリスクを減らし、血糖値を改善するには、甘い物やスナック類は控え、カロリーが少ない食品を積極的に食べます。 果物(ただし100%果汁でもジュースは良くない)や、野菜、豆類、全粒穀物など繊維質を多く含む食品が特に有益です。 これらに加えて、脂身が少ない肉や低脂肪の乳製品を食べるようにすると良いでしょう。 ただし肉の食べ過ぎは良くないようです。 糖尿病予防に有効なサプリメントはあまり無いようです。

  2. 運動: ウォーキングや自転車、水泳など運動強度が中程度の運動を毎日30分行うことを目指しましょう。 一度に30分も運動できないという人は、10分×3回を1日に分散して行うというのでも構いません。

    運動によって腸内細菌の種類構成が改善するために炎症が生じにくくなり、それによって糖尿病になりにくくなるという話もあります。
  3. ダイエット: 1度の肥満(BMI が25~30)である場合には、5~10%ほど体重を減らすと糖尿病の予防に効果があります。 適正な体重を維持するには、食事と運動の習慣を(一時的にではなく)恒久的に改善してしまうと良いでしょう。 ダイエットには、糖尿病予防以外に心臓疾患の予防や自尊心の向上などの効果も期待できます。
    アジア人では「普通体重」でも白人の肥満と同じ糖尿病リスク
    "Diabetes Care" 誌に掲載された研究によると、BMI と糖尿病リスクとの関係は人種によって異なり、白人の BMI値30kg/m2 に相当するのが、南アジア人(インド人やパキスタン人)では22kg/m2、中国人では24kg/m2、黒人では26kg/m2です。

    つまり、アジア人は白人に比べて、少し太っているだけでも糖尿病のリスクが増加するというわけです。 地理的な分類からして日本人は中国人と同じ24kg/m2 になるでしょうか。 24kg/m2というと、BMI では「普通体重」に分類されます。
  4. 禁煙する。 禁煙も糖尿病リスクを抑えるうえで有効です。 ヘビースモーカーは、非喫煙者に比べて、糖尿病の発症リスクが2倍になります。
  5. 飲酒量を減らす。 過度の飲酒は、すい臓の慢性的な炎症の原因となります。 すい臓に炎症が生じると、インスリン分泌能力が損なわれます。
  6. 太陽の光: マウス実験でですが、紫外線を浴びることによって食事量が多くても太りにくく、糖尿病の兆候も出にくいという結果になった研究があります。 紫外線が皮膚に当たることによって生じる一酸化窒素の効果だと考えられます。

糖尿病の予防にもメトホルミンが使われることがありますが、予防の基本は食事・運動・ダイエットの3つです。