閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

糖尿病患者に生じる異常

糖尿病患者には次のような異常が生じることがあります。 これらの異常を放置していると癲癇のような発作を起こしたり失神してしまうことがあるため、直ちに対処する必要があります。
  • 高血糖

    血糖値が上がる理由は、食べ過ぎ、病気、血糖値を下げる薬の不足など様々です。 血糖値はコマメに測り、常日頃から高血糖の症状(頻尿、異常な喉の渇き、ドライ・マウス(口腔乾燥)、かすみ目、疲労感、吐き気)に気をつけておきましょう。 高血糖の症状は頻尿、異常な喉の渇き、ドライ・マウス(口の乾き)、かすみ目、疲労感、吐き気などです。

    高血糖への対処法は、食事計画の修正または投薬、あるいはその両方です。
  • 尿に含まれるケトンの増加(糖尿病性ケトアシドーシス)

    細胞がエネルギー不足になると体は脂肪を分解し始めますが、このときにケトンという毒性の酸が生産されます。 ケトンの蓄積による症状は、食欲の喪失、脱力感、嘔吐、熱、胃痛、果実のような口臭です。

    尿中ケトンの量は、市販の試験紙を用いて自分で検査できます。 尿に含まれるケトンの量が多い場合には、大至急で医師の診察を受けましょう。 糖尿病性ケトアシドーシスは1型糖尿病の患者に良く見られます。
  • 高血糖高浸透圧非ケトン性症候群(HHNS)

    HHNS は命に関わる合併症で、その症状は 600 mg/dL(33.3 mmol/L)を超える血糖値、ドライ・マウス(口腔乾燥)、極度の喉の渇き、38℃超の高熱、眠気、混乱、視力喪失、幻覚、黒っぽい尿などです。

    HHNS は、極度の高血糖により血液がドロドロのシロップ状になるのが原因で生じます。 HHNS は2型糖尿病患者の中でも高齢者に起こることが多く、特に何らかの病気や感染症にかかった後によく起こります。 HHNS は数日あるいは数週間かけて発症します。 上記の症状が見られる場合には、直ちに医師の診察を受けましょう。
  • 低血糖
    低血糖とは、血糖値が適正なレンジより下がり過ぎた状態を指します。 低血糖は、食事を抜いたり、普段よりも多く運動したりするのが原因となることもありますが、原因として一番多いのは、インスリンの分泌を促進する血糖低下薬の服用やインスリン療法です。

    低血糖の症状は、発汗、震え、脱力感、飢餓感、めまい、頭痛、かすみ目、動悸、不明瞭な発話、眠気、混乱、てんかんに似た発作などです。 重症の場合には意識を失ったり、脳に損傷が生じたり、ときには死亡することもあります。

    低血糖を繰り返すうちに、低血糖状態に慣れてしまって低血糖の自覚が無くなることがあります。 また、睡眠中にも低血糖になることがあり(本人は気づいていないことが多い)、その場合の症状は寝汗や、頭痛、悪夢、翌朝の疲労感・イライラなどです。 睡眠中に低血糖になったときには、その反動で朝の血糖値が不自然に高くなる(ソモギー効果)ことがあります。

    低血糖になった時には、血糖値を素早く上昇させる食品(果物ジュース、ブドウ糖の錠剤、飴玉、砂糖入りの清涼飲料水など)を口に入れましょう。 そして15分後に血糖値を再計測して、血糖値が不十分である場合には、再び食品で血糖値を上げます。

    低血糖により気を失った場合には、周囲にいる人にグルカゴンを注射してもらう必要があります。 グルカゴンは血中への糖の放出を促進するホルモンです。