2型糖尿病患者は夕食前よりも夕食後に筋トレすると良い

(2015年2月) "Journal of Applied Physiology" に掲載されたミズーリ大学の研究によると、2型糖尿病患者が心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)のリスクを緩和するには夕食(1日のメインとなる食事)の後に筋力トレーニングをするのが効果的です。

研究の方法

肥満の2型糖尿病患者13人に次の3つの場合を試してもらって比較しました:

  1. 筋力トレーニングをしない
  2. 夕食前に筋力トレーニングをする
  3. 夕食の45分後に筋力トレーニングをする

いずれの場合にも、夕食にはそこそこの量の炭水化物が含まれていました。 筋力トレーニングの内容はレッグカールや腹筋運動などでした。

結果

1の場合に比べて、2の場合には血糖値しか下がっていませんでしたが、3の場合には血中脂質(トリグリセライド)も下がっていました。

2の場合には1の場合に比べて、血糖値が最大で18%下がっていました。 3の場合には1の場合に比べて、血糖値が30%、血中脂質が最大で92%下がっていました。
数値はいずれも上昇曲線下面積(iAUC)(PDFファイル。図I-1-5)。
ただし、血糖値にしても血中脂質にしても、筋力トレーニングによって下がっている時間は短く、翌日には元に戻っていました。 したがって、夕食後の筋力トレーニングは毎日行うのが望ましいと言えます。