糖尿病患者は座って過ごす時間を減らすと良い

(2016年12月) "Diabetologia" 誌に掲載されたマーストリヒト大学などの研究によると、糖尿病患者にとっては座る時間を減らすのが運動以上に健康的かもしれません。

研究の方法
平均年齢63才の2型糖尿病患者19人(男性13人)に、「運動不足」「運動」「座って過ごす時間が少ない」という3つの生活パターンを4日間ずつ続けてもらいました。 各4日間のあいだに普段どおりの生活をは10日間挟んで、1つの生活パターンが別の生活パターンに影響しないように取り計らいました。
19人のうち14人が血糖値低下薬を、そして13人がコレステロール低下薬を服用していました。
各パターンの内容

運動不足」のパターンでは、1日のうちに歩いて過ごす時間を1時間以内、および立って過ごす時間を1時間以内とし、14時間は座って過ごしました。

運動」のパターンでは、エアロバイクで毎日100分間の運動を行いました。

座って過ごす時間が少ない」のパターンでは、1日のうちの2時間を歩いて、および3時間を立って過ごしました(座って過ごす時間を5時間減らした)。 さらに、座って過ごしているときにも30分おきに立ち上がって、座って過ごすのを中断するように心掛けてもらいました。

「運動」のパターンと「座って過ごす時間が少ない」のパターンは、カロリー消費量が同程度となるように取り計らいました。

結果

「座って過ごす時間が少ない」パターンを実践したときは、「運動不足」のパターンのときに比べてインスリン感受性・血糖値平均値(24時間)・グルコース稼動域(24時間)・高血糖持続時間・空腹時中性脂肪値が改善されていました。

「運動」のパターンも24時間血糖値を除く各数値が改善されていましたが、大体において「座って過ごす時間が少ない」パターンのほうが改善の幅が大きいという結果でした。 特に、血糖値の改善において「運動」よりも「座って過ごす時間が少ない」のほうが優れていました。