下痢になった時の水分補給と食事

水分補給

急性の下痢は多くの場合ほうっておいても治りますが、脱水症状にだけは注意が必要です。 下痢になると便が普段よりも水っぽくなる上に排便回数も増えるので、体内から水分が急速に失われるのです。 脱水症状も重症になると命に関わりかねません。4%の水分不足になったときには直ちに病院に行く必要があります。

水分補給に適した飲み物

水分補給には、脱水症用に作られた経口補水液(Amazon)を利用するとよいでしょう。 経口補水液とは世界保健機構(WHO)が発展途上国におけるコレラ患者の水分補給のために開発した飲み物で、ブドウ糖とミネラル類を含んでいます。

ミネラル類を含んでいるのは体内の電解質バランス(ミネラル類の濃度)を崩さないためです。 ブドウ糖を含んでいるのは小腸に水分と電解質(ミネラル類)を速やかに吸収させるためです。

果物ジュース(果汁100%で果肉を含まないクリアタイプのもの)やスポーツドリンクも下痢のときの水分補給に適しています。

水分補給に適さない飲み物

逆に下痢のときの水分補給に適さない飲み物は、炭酸飲料とコーンスープやお汁粉などのように重たい飲み物です。

水分補給のタイミング

下痢便が一回出るたびにコップに1杯を飲むようにします。 水分補給は食事と食事の間に行うようにします。 食事中に水分を大量に摂ると、食べた物が腸に送られるペースが速まるためです。

食事

カリウムはナトリウムなどのミネラル類の補給を重視し、胃腸に負担をかけない食事をします。 カリウムの補給にはジャガイモ(皮は剥く)やバナナがよいでしょう。 塩分の補給にはチキンスープ(脂肪分が少ないもの)が適しています。

便を固くするために水溶性食物繊維や難消化性デンプンを豊富に含む食品を食べましょう。 水溶性食物繊維は米・果物・野菜に含まれています。

下痢時に避けるべき食品

揚げ物など脂っこい料理・脂肪分の多い肉・乳製品・糖分を大量に含む食品・カフェインは避けましょう。 下痢がひどくなることがあります。

持続性あるいは慢性の下痢の場合には下痢の原因となる疾患が存在すると思われるので、病院で検査を受けて下痢の原因となっている疾患を特定し治療する必要があります。