食生活と脳サイズの関係

(2018年5月) "Neurology" 誌に掲載されたエラスムス大学(オランダ)の研究で、食生活が健康的な人は脳のサイズが大きいという結果になっています。 これまでの研究によると脳が大きい人は認知機能が良好です。出典: For Older Adults, a Better Diet May Prevent Brain Shrinkage

研究の方法

オランダ在住で認知症ではない男女 4,213人(平均年齢66才)を対象に、アンケート調査などで過去1ヶ月間における食生活などを調べたほか、MRIを用いて脳のサイズを測定したり脳の病変などを調べたりしました。

そして、年齢・性別・教育水準・喫煙習慣・運動量・頭の大きさを考慮しつつ、食生活と脳のサイズとの関係を分析しました。

食生活アンケートの内容

食生活に関するアンケートで調査では、野菜・果物・全粒穀物・豆類・ナッツ類・乳製品・魚・お茶・食事脂肪・赤身肉・加工肉・糖類が使われた飲料・アルコール飲料・塩の摂取量を調べました。

食生活アンケートのスコアの範囲は0~14点で、スコアが高いほど食生活が健康的であるとみなします。 野菜・果物・全粒穀物・豆類・ナッツ類・乳製品・魚の摂取量が多いとスコアが加点され、糖類飲料の摂取量が多いとスコアが減点されました。

結果

食生活アンケートの平均点は7点でした。 脳のサイズ(容積)の平均は932mlでした。

食生活スコアが高いグループは低いグループに比べて、脳のサイズが平均で2ml大きいという結果でした。 参考までに、老化による脳サイズ減少の幅は1年あたり3.6mlです。

特定の食品をよく食べていると脳のサイズが大きかったり小さかったりするということはありませんでした。 大切なのは食生活のトータル的な健全さだというわけです。

脳における病変や微小な出血のリスクと食生活スコアとの間には関係が見られませんでした。