アクリルアミドの摂取量が多くても乳ガンのリスクは増えない?

(2018年1月) "Cancer Science" 誌に掲載された日本国立がん研究センターの研究で、食事から摂取するアクリルアミドの量に乳ガンになるリスクは影響されないという結果になりました。

アクリルアミドについて

アクリルアミドは発がん性が疑われる化学物質の一種です。 アクリルアミドは、ジャガイモ(馬鈴薯)や穀類といった糖質を、焼く・揚げるなど水分が少ない状態で加熱調理することで発生します。

研究の方法

日本に住む45~74才の女性5万人弱を対象に、食事から摂取するアクリルアミドの量をアンケートで調べたのち15年間ほどにわたり乳ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に792件が乳ガンと新たに診断されました。

カロリー摂取量を考慮した分析において、食事から摂取するアクリルアミドの量と乳ガンになるリスクとの間に関係が見られませんでした。

喫煙習慣の有無・コーヒー飲用量・飲酒量・BMI・閉経状態・エストロゲン受容体・プロゲステロン受容体などの違いに応じてデータを分けて分析しても、アクリルアミド摂取量と乳ガンになるリスクとの間に関係が見られませんでした。