抗酸化物質が不足している男性高齢者で虚弱リスクが増加

(2019年4月) "The Journals of Gerontology: Series A" に掲載されたシドニー大学の研究によると、抗酸化物質(特にビタミンE)の摂取量が不足している高齢者は虚弱(フレイル)になるリスクが増加する恐れがあります。
著者: Arpita Das et al.
タイトル: Prospective Associations Between Dietary Antioxidant Intake and Frailty in Older Australian Men: The Concord Health and Ageing in Men Project

虚弱とは

虚弱とは、不本意な体重の減少・疲労感・活動量の低下・動作の鈍化・握力低下などが見られる状態のことです。 虚弱な高齢者は入院や死亡のリスクが増加します。

研究の方法

75才以上の男性781人を対象に、食生活に関する聞き取り調査を行って抗酸化物質(ビタミンA・E・Cおよび亜鉛)の摂取量を把握し、その後3年間にわたり虚弱の発生状況を追跡調査しました。

結果

3年後の時点で虚弱の人の割合は6.4%でしたが、虚弱の前段階にある人の割合は53%でした。

4種類の抗酸化物質のうち2種類以下しか所要量を満たしていなかったグループは、3種類以上の所要量を満たしていたグループに比べて、虚弱になるリスクが2.46倍に増加していました。

また、ビタミンEの摂取量が最低(7.1mg/日未満)のグループは(たぶん最大のグループに比べて)虚弱のリスクが2.46倍(さっきのと同じ数字ですがミスではありません)に増加していました。