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ビタミンCやEなどの摂取量が多くてもCRP血中濃度が低くないというデータ

(2018年7月) "Ethnicity & Health" 誌に掲載されたフロリダ州立大学などによる研究で、食事から摂取する抗酸化物質の量が多くても低レベル慢性炎症の指標の1つであるC反応性タンパク質(CRP)の血中濃度は低くないという結果になりました。
Katherine M. Rancaño et al. "Antioxidant intake in relation to serum C-reactive protein in mid-life and older African Americans"

慢性炎症は心臓疾患・ガン・糖尿病などの慢性疾患の一因であると考えられています。 抗酸化物質を豊富に含む食事は健康的であるとされ、炎症を抑制する効果が期待されています。

研究の方法

米国に住む平均年齢59才前後の黒人男女73人(女性51人)を対象に、アンケート調査で過去24時間における食生活などを尋ねて抗酸化物質(ビタミンA・C・E、カロテノイド、セレン)の摂取量を調べたり、血液検査を行ってCRP血中濃度を測定したりしました。

結果

男性でも女性でも食事から摂取する抗酸化物質の量とCRP血中濃度の間に関係が見られませんでした。

抗酸化物質の摂取状況

男性はセレンの推奨摂取量を達成していました。 女性はビタミンCの推奨摂取量を達成していました。 ビタミンAは男女ともに推奨摂取量を達成していました。 それ以外の抗酸化物質に関しては、推奨摂取量を達成していないか推奨摂取量が制定されていないかでした。

太り具合とCRP

女性に限り、BMIが1単位増えるごとにCRP血中濃度が15%増加していました。 BMI平均値は女性が34.6kg/m、男性が35.6kg/mというものでした。