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抗酸化物質が豊富な食事で肺ガンのリスクが低下

(2017年3月) "frontiers in Oncology" 誌に掲載されたモントリオール大学などの研究によると、抗酸化物質を豊富に含む食事が肺ガンの予防に役立つかもしれません。

研究の方法
肺ガン(*)の患者 1,105人と肺ガンではない男女 1,449人に、過去2年間における野菜と果物の摂取頻度を尋ねました。
(*) 扁平上皮ガン・腺ガン・小細胞ガン・大細胞ガンの4種類。

そして、野菜と果物の摂取頻度からβカロチン・αカロチン・βクリプトキサンチン・ルテイン/ゼアキサンチン・リコピン・ビタミンCという6種類の抗酸化物質の摂取量を割り出し、抗酸化物質ごとに摂取量に応じてデータを3つのグループに分け、そうして肺ガンのリスクと抗酸化物質摂取量との関係を調べました。

データの分析においては、年齢・性別・喫煙習慣・カロリー摂取量・BMIなどの要因を考慮しました。

結果
6種類の抗酸化物質のうち5種類で、摂取量が多いと肺ガンになるリスクが低いという関係が見られました。 この5種類の抗酸化物質では、摂取量が最低のグループに比べて最大のグループでは肺ガンのリスク(オッズ比)が次のように低くなっていました:
  • βカロチン: -34%
  • αカロチン: -30%
  • βクリプトキサンチン: -35%
  • リコピン: -25%
  • ビタミンC: -26%
ルテイン/ゼアキサンチンは、肺ガンのリスクと摂取量との間に統計学的に有意な関係が見られませんでした。 喫煙者である場合にも、食事で摂取する抗酸化物質の量が多いと肺ガンのリスクが低下していました。
抗酸化物質を豊富に含む野菜・果物
βカロチン

人参、ほうれん草、とうがらし、かぼちゃ、にら、マンゴー、メロン(果肉が赤いもの)、スイカなど。

αカロチン

人参、とうがらし、ピーマンなど。

βクリプトキサンチン

みかん、パパイヤ、赤ピーマン、オレンジなど。

リコピン

トマト、スイカ、グレープフルーツ(果肉が赤いもの)など。

ビタミンC
アセロラ、ピーマン(特に赤/黄色のもの)、キウイ、芽キャベツ、ブロッコリー、レモン、カリフラワー、水菜、レンコンなど。