色々な食べ物と死亡リスクとの関係(メタ分析)

(2019年4月) キール大学(英国)などの研究グループが、色々な食品カテゴリーと死亡リスクや心血管疾患リスクとの関係を調べたメタ分析を "European Journal of Preventive Cardiology" に発表しています。
著者: Chun Shing Kwok et al.
タイトル: Dietary components and risk of cardiovascular disease and all-cause mortality: a review of evidence from meta-analyses

メタ分析の方法

各種の食品の摂取量と死亡リスクの関係を調べた16のメタ分析および各種の食品の摂取量と心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクの関係を調べた17のメタ分析を選出し、それらのデータを分析しました。
今回のメタ分析は、これまでに発表されたメタ分析のメタ分析(アンブレラ・レビュー)ということでしょうね。

結果

以下の数字(パーセンテージ)は、摂取量が最少の場合に比べた最大の場合でしょう。
  1. 糖質の摂取量が多いと総死亡リスクが低かった(全粒穀物-15%、朝食用シリアル-12%、オーツ麦/オートミール-12%)。
  2. の摂取量と死亡リスク総死亡リスクとの間には弱い関係(RR 0.98, 95% CI 0.97-1.00)しか見られなかった。
  3. 加工肉の摂取量が多いと総死亡リスクが25%増加していた。
  4. 野菜の摂取量と総死亡リスクとの関係は、根菜類は-24%、葉野菜/サラダは-22%、加熱調理した野菜は-11%、アブラナ科の野菜は-10%というものだった(それぞれ摂取量が多い場合にリスクが低下)。
  5. フルーツの缶詰の摂取量が多いと(総)死亡リスクが14%増加していた。
  6. ナッツ類の摂取量が多いほど(総)死亡リスクが低下していた。 リスク低下幅は、ナッツ類が-18%でピーナッツ(木の実ではないので厳密にはナッツではない)が-23%。
  7. 心血管疾患のリスクに関しても死亡リスクと同じようなものだった。 糖質・ナッツ類・魚は摂取量が多いとリスクが低下し、 赤身肉と加工肉は摂取量が多いとリスクが増加していた。