著者: G.-Y. Cao et al.
タイトル: DIETARY FAT INTAKE AND COGNITIVE FUNCTION AMONG OLDER POPULATIONS: A SYSTEMATIC REVIEW AND META-ANALYSIS
タイトル: DIETARY FAT INTAKE AND COGNITIVE FUNCTION AMONG OLDER POPULATIONS: A SYSTEMATIC REVIEW AND META-ANALYSIS
メタ分析の方法
食事脂肪の摂取量(1日の摂取カロリーに脂肪で摂取するカロリーが占める割合)と認知機能の変化との関係を調べ 2018年3月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす9つの前向きコホート研究を選出し、それらのデータ(人数は合計2万3千人超)を分析しました。
結果
飽和脂肪(肉や乳製品に多く含まれるタイプの脂肪)の摂取量が最大の場合には最少の場合に比べて、認知機能障害のリスクが40%およびアルツハイマー病のリスクが87%増加していました。
不飽和脂肪の摂取量や各種食事脂肪トータルの摂取量と認知症などのリスクとの間には明確な関係が見られませんでした。
研究グループによると、今回のメタ分析はメタ分析に用いられた研究が手法などの面において統一されていなかったため、結果を注意深く受け止める必要があります。