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食事脂肪の種類によって子宮内膜ガンのリスクが増えたり減ったり

(2016年7月) "Medicine" 誌に掲載された中国科学院大学の研究(メタ分析)によると、食事から摂る脂肪の種類によって子宮内膜ガンのリスクへの影響が異なります。

メタ分析の方法

食事で摂取する脂肪と子宮内膜ガンのリスクとの関係を調べた21の研究のデータを分析しました。 21の研究のうち7つがコホート研究で、14がケース・コントロール研究でした。

結果
飽和脂肪でリスク増加
ケース・コントロール研究のデータを総合的に分析したところ、総脂肪摂取量が10%増えるごとに子宮内膜ガンのリスクが5%増加していました。 飽和脂肪(*)に限ると、1,000kcalあたりの摂取量が10g増えるごとに子宮内膜ガンのリスクが17%増加していました。
(*) 獣肉の脂身や乳製品に多く含まれる。
一価不飽和脂肪でリスク減少
コホート研究のうちの3つのデータを併せた分析(*)では、一価不飽和脂肪(†)の摂取量が多いと子宮内膜ガンのリスクが16%低いという結果でした。 多価不飽和脂肪(‡)は子宮内膜ガンのリスクに影響していませんでした。

(*) データに含まれる人数は52万人超で、子宮内膜ガンの発生件数は3千5百件ほど。

(†) オリーブ油・菜種油・ベニバナ油・ナッツ類などに多く含まれる。

(‡) 主としてオメガ3脂肪やオメガ6脂肪酸を指す。 オメガ3脂肪酸は魚の油の成分。 オメガ6脂肪酸はコーン油、綿実油、大豆油に多く含まれる。