野菜で摂る食物繊維の量が多い人は死亡リスクが低い

(2018年10月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたナバラ大学(スペイン)などによる研究で、野菜で摂る食物繊維の量が多い人は死亡リスクが低いという結果になりました。
Ligia J. Dominguez et al. "Dietary fiber intake and mortality in a Mediterranean population: the “Seguimiento Universidad de Navarra” (SUN) project"

研究の方法

スペインに住む男女1万9千人を対象に、アンケート調査で食生活を把握したのち平均10年間にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に323人が死亡しました。

食物繊維摂取量が5g/1,000kcal増えるごとに死亡リスク(死因は問わない)が9%低下していました。

ただし、食物繊維の源となる食品別に分析すると、死亡リスクが低下していたのは野菜で摂る食物繊維だけで、果物・豆類・穀類などで摂る食物繊維の量と死亡リスクとの間には関係が見られませんでした。

食物繊維のタイプ別では、水溶性食物繊維でのみ摂取量の多さと死亡リスク低下との関係が明確で、不溶性食物繊維の摂取量の多さと死亡リスク低下との関係の統計学的な有意性は微妙でした。