食物繊維で喘息のリスクが減少する可能性

(2014年1月) "Nature Medicine" 誌に掲載されたスイスの研究によると、食物繊維を多く含む食事によって喘息のリスクが低減される可能性があります。

研究の方法

この研究では、マウスを次の3つのグループに分けました: ①食物繊維が少ない(西欧型の食事と同程度)エサを食べるグループ、②普通のエサ(食物繊維をほどほどに含む)を食べるグループ、③普通のエサに発酵性食物繊維を添加したものを食べるグループ。

そして、3つのグループをハウスダスト(家庭のホコリ)に生息するダニの抽出物に暴露させました。

結果

①のグループに比べて②のグループは肺におけるアレルギー反応(粘液の分泌)が少なかったのですが、③のグループはさらに少なくなっていました。

食物繊維を摂取したマウスの腸では、腸内細菌が食物繊維を分解して脂肪酸を放出し、それがマウスの血流中に入り込んで肺における免疫系の働きに影響を与えていました。

結論
今回の結果から、野菜や果物を積極的に食べることで喘息のリスクが減らせる可能性があると考えられます。