食物繊維で乳ガン予防

(2016年4月) "Pediatrics" 誌に掲載されたハーバード大学の研究で、食物繊維の摂取量が多い女性は乳ガンになることが少ないという結果になりました。

研究の方法

26~45才の女性9万人超を対象に食事に関するアンケートを実施し、その後20年間にわたり追跡調査を行いました。

結果

20年間のうちに発生した浸潤性の(進行の程度が一定以上である)乳ガンの件数は 2,833件でした。

食物繊維の摂取量に応じてデータを5つに分けて比較したところ、食物繊維の摂取量が最大(27.8g/日)のグループは最少(15.2g/日)のグループに比べて乳ガンのリスクが19%低くなっていました。

食物繊維を水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分けてデータを分析したところ、水溶性食物繊維よりも不溶性食物繊維の方が乳ガンのリスク低下との関係が強い(*)という結果でした。
(*) 水溶性食物繊維で-14%だったのに対して、不溶性食物繊維では-20%。
解説
理由

研究チームによると、食物繊維により乳ガンのリスクが低下する理由として考えられるのは、インスリン感受性の改善・IGF(インスリン様成長因子)の減少・糞便経由でのエストロゲン排出量増加です。

食物繊維を摂るには
食物繊維は野菜や果物に豊富に含まれています。 不溶性食物繊維を摂るには全粒穀物を食べると良いでしょう。