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腸内細菌の構成を変化させてダイエット効果を生み出す食物繊維

(2014年11月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究で、特定の食物繊維によって腸内細菌の構成が変化し、それによってダイエット効果が生まれる可能性があります。

今回の研究に用いられた特定の食物繊維というのは、ポリデキストロースと水溶性コーン・ファイバーの2種類です。 ポリデキストロースは人工的に合成された水溶性の食物繊維で、ヒトの消化酵素では分解されません。 水溶性コーン・ファイバーは発酵性食物繊維の一種です。

ポリデキストロースも水溶性コーン・ファイバーも低カロリーで味や食感を損なわないため、添加物としてシリアル(コーンフレーク)などの加工食品に用いられています。

今回の研究では、これら2種類の食物繊維を食べることによってファーミキューテス門の腸内細菌が減り、バクテロイデス門の腸内細菌が増えることが示されました。 過去の研究では、肥満者の腸内にはファーミキューテス門の細菌が多く存在し、普通体重の人の腸内にはバクテロイデス門の細菌が多く存在するという傾向が示されています。

研究の内容
この研究では、20人の健康な男性(普段の食物摂取量は平均14g/日)を3つのグループに分けて、次の3種類のスナック・バーのいずれかを食べてもらいました:
  1. 食物繊維を含まないスナック・バー。
  2. ポリデキストロースを21g含むスナック・バー。
  3. 水溶性コーン・ファイバーを21g含むスナック・バー。
そして、3つのグループの便のサンプルに含まれる細菌の DNA を分析したところ、上記の結果となりました。 スナック・バーを食べるのを止めると、腸内細菌の構成は元に戻るように見受けられました。
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