食物繊維の摂取量が多い人はIL-22の血中濃度が高かった

(2019年4月) "Nutrients" 誌に掲載されたクイーンズランド大学による研究で、食物繊維の摂取量が多い人はインターロイキン22(IL-22)の血中濃度が高いことが明らかになりました。

IL-22

これまでに行われたマウス実験では、IL-22によって「(高脂肪食による)腸バリアの破壊」や「食生活に起因するインスリン抵抗性」が緩和されることが示されています。

研究の方法

メタボリック・シンドロームの患者48人を対象に、3日分の食生活やIL-22血中濃度などを調べました。

結果

食物繊維の摂取量とIL-22血中濃度のあいだに中程度の相関関係が見られました(rs = 0.393)。 研究グループの推算によると、IL-22血中濃度に影響する要因の40%を食物繊維の摂取量が占めます。

食物繊維摂取量が中央値(21.5g/日)を超えるグループではIL-22血中濃度の平均値が308pg/mLだったのに対して、食物繊維摂取量が中央値よりも少ないグループは69pg/mLで、両グループ間のIL-22血中濃度の差は統計学的に有意でした。