食物繊維にメタボを予防する効果を期待できそう

(2017年12月) "Nutrients" 誌に掲載されたシステマティック・レビューによると食物繊維がメタボリック・シンドローム(以下「メタボ」)の予防に役立つかどうかを判断するには未だデータが不足しています。

メタ分析の方法

食物繊維の摂取量とメタボのリスクとの関係を調べた14の研究(2017年11月末頃までに発表されたもの)のデータを分析しました。 14の研究のうち11が横断研究で、3つがコホート研究でした。

結果

横断研究

食物繊維の摂取量が多い場合には少ない場合に比べてメタボのリスクが30%低いという結果でした。

コホート研究

食物繊維の摂取量が多い場合には少ない場合に比べてメタボのリスクが14%低かったのですが、統計学的に有意な結果ではありませんでした。

結論

コホート研究のデータの量が不十分でした(データに含まれる人数が3つの研究の合計で5千人に満たない)。 ただ、食物繊維がメタボの予防につながる理由(コレステロールの改善や満腹感など)を調べた研究では有望な結果となっています。