食生活の炎症度と産婦人科系のガンのリスク(メタ分析)

(2019年3月) "Journal of Gynecologic Oncology" に掲載されたメタ分析で、食事炎症指数(DII)が高いと産婦人科系のガン(乳ガン・卵巣ガン・子宮内膜ガン)のリスクが高いという結果になっています。

メタ分析の方法

2018年10月までに発表された研究から選出した18の研究データを分析しました。 18のうち12がケース・コントロール研究(乳ガンのリスクを調べたのが半数。残る半数のうち4つが卵巣ガンで2つが子宮内膜ガン)で、6つが前向きコホート研究(いずれも乳ガンのリスクを調べた)でした。 コホート研究で追跡対象となった人数は合計33万人、症例数は2万3千件でした。

結果

DIIが高い(炎症を促進するような食生活である)場合には低い場合に比べて産婦人科系のガンのリスクが38%(サプリの使用を考慮しなけれ36%)高いという結果でした。

研究デザイン別に分けたときのリスク増加幅は、ケース・コントロール研究では+48%でしたが、前向きコホート研究では+7%にとどまりました。

ガンの種類別に見ると、DIIが高い場合には乳ガンで19%(コホート研究とケース・コントロール研究が6つずつ)、卵巣ガンで42%(4つすべてケース・コントロール研究)、子宮内膜ガン(2つともケース・コントロール研究)で49%のリスク増加でした。