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食事炎症指数(DII)について

DIIとは

食事炎症指数(dietary inflammatory index、DII)とは、45種類の栄養素や食品のそれぞれについて人体の炎症を促進するか軽減するかをスコア化したものです。 スコアがプラスだと炎症促進作用があり(健康に悪い)、マイナスだと抗炎症作用がある(健康に良い)ということになります。 栄養素または食品の炎症スコアは、6種類の炎症バイオマーカー(*)に及ぼす影響から算出されました。
(*) IL-1β、IL-4、IL-6、IL-10、TNF-α、C反応性タンパク質の6種類。

DIIは、サウス・カロライナ大学の研究チームが 1950~2010年までに発表された 1,943の研究に基づいて 2014年に考案しました。 DIIが取り得る値の範囲は-8.87(抗炎症)から+7.98(炎症促進)までです。

DIIスコアが高い栄養素・食品

DIIのスコアがプラスの値である(炎症を促進する)のは、飽和脂肪(+0.37)や炭水化物(+0.1)といったエネルギー(トータルでは+0.18)とビタミンB12(+0.1)です。

DIIスコアが低い栄養素・食品

一方、DIIのスコアがマイナスの値である(炎症を軽減する)のは、食物繊維(-0.66)・ビタミンA(-0.4)・βカロチン(-0.58)・ビタミンB6(-0.37)・ナイアシン(-0.25)・ビタミンC(-0.42)・ビタミンD(-0.45)・ビタミンE(-0.42)・マグネシウム(-0.48)・亜鉛(-0.31)・オメガ3脂肪酸(-0.44)・多価不飽和脂肪酸(-0.34)です。 玉ねぎ・ニンニク・生姜・ターメリック・紅茶・緑茶・フラボノイド類にも強い抗炎症作用があります。
炎症を促進する栄養素・食品の方が数が少なく炎症への影響も比較的小さいのですが、そのような栄養素・食品はエネルギー源として大量に摂ることが多いのでトータルで見れば炎症亢進と抗炎症のバランスが取れているという感じです。

DIIの指標としての有効性

これまでの研究で、DIIのスコアが高い人は大腸ガン・乳ガン・膀胱ガン・胃ガン・喉咽頭ガン・腎臓ガン・非ホジキンリンパ腫・早死に・骨折・心血管疾患のリスク要因(肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症)・抑鬱・精神的苦悩のリスクが高いことが示されています。