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ビタミンCに脳卒中を予防する効果?

(2017年7月) "European Journal of Nutrition" に掲載された国立がん研究センターなどの研究によると、非喫煙者に限り脳卒中の予防にビタミンCが有効かもしれません。

研究の方法

45~74才の日本人男女8万2千人を対象に食生活に関するアンケート調査を行って、食事から摂取するαカロチン・βカロチン・αトコフェロール(ビタミンEの一種)・ビタミンCといった抗酸化物質の量を推定しました。

その後、平均12年間ほどにわたり脳卒中の発生状況を追跡調査して、抗酸化物質の摂取量と脳卒中のリスクとの関係を調べました。

結果

追跡期間中に 3,541件の脳卒中が発生しました。 このうち 2,138件が虚血性の脳卒中(血管が破裂するのではなく詰まるタイプの脳卒中)でした。

データ全体の分析では、抗酸化物質と脳卒中のリスクとの間に関係が見られませんでしたが、喫煙習慣の有無よりデータを分割して分析すると、非喫煙者に限りビタミンCの摂取量が多いと脳卒中のリスクが低いという結果になりました。

非喫煙者のデータをビタミンCの摂取量に応じて5つのグループに分けたなかで、ビタミンC摂取量が最大のグループは最低のグループに比べて脳卒中のリスクが19%低くなっていました。 虚血性脳卒中に限ると、この数字は24%でした。