食事で摂るビタミンEの量が多い人は食道ガンのリスクが低い(メタ分析)

(2018年6月) "Nutrients" 誌に掲載されたメタ分析で、(サプリメントではなく)食事から摂るビタミンEの量が多い人は食道ガンのリスクが低いという結果になりました。

メタ分析の方法

ビタミンEの食事での摂取量と食道ガンのリスクとの関係を調べた12の研究論文(2018年4月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 12の研究論文のうち11はケース・コントロール研究で、コホート研究は1つだけでした。 データに含まれる患者数の合計は 3,013人、非患者数の合計は 11,384人でした。

結果

食事によるビタミンE摂取量が最少のグループに比べて最大のグループは食道ガンのリスクが53%低いという結果でした。

食道ガンの種類別

食道ガンの種類別に分析すると、食道扁平上皮ガンと食道腺ガンのいずれでもビタミンEの摂取量が多い場合にリスクが低下していました。

リスクの低下幅は食道扁平上皮ガンが-71%で、食道腺ガンが-34%でした。 国立がん研究センターによると、日本人では食道ガンの90%が食道扁平上皮ガンです。

留意点

今回のメタ分析はケース・コントロール研究が大部分を占めていたので、データとしての信頼度が高いとは言えません。