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薬指が人差し指よりも長いと肉体が老化しやすい?

(2017年6月) "Anthropologischer Anzeiger" 誌に掲載されたネゲヴ・ベン=グリオン大学(イスラエル)などの研究によると、人差し指の長さと薬指の長さの比率(「2D:4D比」と呼ばれる。後述)によって肉体が老化するペースが異なるかもしれません。

研究の方法

ロシアに住む平均年齢47才の男性802人と平均年齢49才の女性738人を対象に、両手のレントゲン写真を撮影してOSS(*)を算出し、両手の人差し指の長さと薬指の長さを測定しました。
(*) "osseographic score" の略語。 手の骨や関節の劣化度(骨密度や関節炎の有無)から割り出される。 OSSのスコアが高いほど肉体の老化が進んでいるとみなされる。
測定した人差し指と薬指の長さに基いて、データを次の3つのグループに分けました:
  • タイプ1: 人差し指が薬指よりも長い
  • タイプ2: 人差し指と薬指の長さが同じ
  • タイプ3: 薬指が人差し指よりも長い

そして、年齢・性別・BMIなどの要因を考慮しつつ、人差し指/薬指の長さとOSSの関係を分析しました。

結果

右手

タイプ3のグループは、タイプ1やタイプ2のグループよりもOSSが高くなっていました。

左手

タイプ3のグループは、タイプ2のグループよりもOSSが高いという結果でした。
薬指が人差し指よりも長い人は、年齢のわりに肉体の老化が進んでいることが多いということになります。

2D:4D比について

人差し指の長さと薬指の長さの比率は「2D:4D比」あるいは「ディジット比」と呼ばれ、身体能力・性格・病気のリスクなど人間の様々な性質との関係が多数の研究で調査されています。

例えば、「2D:4D比が小さいほど性格が支配的で攻撃的である」とか「2D:4D比が小さいほど運動能力が優れている」とか「2D:4D比が小さい女性は頭痛になりやすい」といった具合です。

言葉の説明

「2D」というのは親指から数えて2番目の指すなわち人差し指のことであり、「4D」は同様に薬指のことです。 「2D」とか「4D」の「D」は、「指」を意味する英語 "Digit(ディジット)" の頭文字です。

2D:4D比の科学的根拠

2D:4D比は主に、体質が女性的であるか男性的であるかの指標として用いられます。 胎児のときに母親の胎内で多量の男性ホルモン(テストステロンなど)にさらされると体質や性格が男性的になり、同時に2D:4D比が小さく(人差し指が薬指よりも短く)なるためです。

一般的に2D:4D比は、男性では小さく女性では大きくなる傾向にありますが、必ずしもそうであるとは限りません。 また、男性同士あるいは女性同士の比較において、ディジット比が小さい女性は平均的な女性よりも男性的であり、ディジット比が小さい男性は男性の中でも特に男っぽいのだと考えられます。

今回の研究と2D:4D比

今回の研究では、薬指が人差し指よりも長い場合に肉体の老化が進んでいることが多いということなので、2D:4D比が小さく男性的な体質を有している人は肉体の老化が進みやすいのかもしれないということになります。
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