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文系はやはり女性的だった?

(2018年6月) 理系は男性的で文系は女性的であると俗に言われますが、"Anthropologischer Anzeiger" 誌に掲載されたウィーン大学の研究によると、これはある程度は正しいのかもしれません。
Kainz, Sarah et al. "Are natural scientists more masculine than humanists? The association patterns between 2D:4D ratio and field of study"

研究の方法

18~28才のウィーン大学の学生200人の指の長さからディジット比を算出し、専攻する学問分野との関係を調べました。

ディジット比について

ディジット比とは「人差し指の長さ÷薬指の長さ」のことで、2番目の指(2nd digit)である人差し指と、4番目の指(4th digit)である薬指の比率から算出するため「2D:4D比」とも呼ばれます(むしろ2D:4D比のほうが正式名称)。

ディジット比には体質が男性的であるか女性的であるかが表れます。 胎児のときに母親の胎内で多量の男性ホルモン(テストステロンなど)にさらされると体質や性格が男性的になり、それと同時にディジット比が小さく(人差し指が薬指よりも短く)なるためです。

したがって、一般的に男性はディジット比が小さく、そして女性はディジット比が大きくなりますが、同性間の比較であってもディジット比が小さいほうが男性的でディジット比が大きいほうが女性的であると考えられます。

結果

主な結果は次の通りです:
  1. 予想された通り、男子学生よりも女子学生のほうがディジット比が大きかった。
  2. 人文科学を専攻する男子学生は、自然科学を専攻する男子学生よりもディジット比が大きかった。 人文科学を専攻する男子学生のディジット比は女性的だった。
  3. しかし、人文科学を専攻する女子学生と自然科学を専攻する女子学生との間ではディジット比に差が見られなかった。 どちらも典型的に女性的なディジット比だった。

結論

女性的な男子学生が人文科学を専攻しやすいのかもしれません。