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日本人女性の母乳に含まれるダイオキシンの量は最低水準に達している

(2018年1月) "Journal of Epidemiology" に掲載された自治医科大学(日本)などの研究によると、日本人女性の母乳に含まれるダイオキシン類の量は 1998年から大幅に減少していて近年では最低レベルにまで達しています。

ダイオキシン類

ダイオキシン類は、ゴミの焼却・産業活動・自動車の排気ガス・農薬の使用などにより発生する化学物質で、生殖・発達・内分泌系・ガンのリスクなど健康に様々な悪影響を及ぼします。

研究の方法

1998年から 2015年にかけて、日本に住む健康な母親 1,194人(平均年齢29.5才)の母乳に含まれるダイオキシン類(*)の量を調査しました。
(*) ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)・ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)・コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)の3種類。

結果

母乳中のダイオキシン類の量が 1998年には20.8pgTEQ/g脂肪だったのが、2014年には7.2pgTEQ/g脂肪にまで減っていました。

調査期間中の最後の5年間には母乳中のダイオキシン濃度が低い水準を維持したまま横ばい状態でした。 このことから、日本における母乳中のダイオキシン濃度はすでに最低レベルに達しているのだと考えられます。